2011年11月30日水曜日

ニットが似合うロック・スターは誰だ その2

R.E.M.が解散してから、2か月が経ちました。
なんだか今ごろになって、じわじわと寂しさがこみ上げてきました。R.E.M.というバンドがもう存在していなくて、彼らをステージで見ることはないんだなと思うと、寂しさとも悲しさともいえる不思議な感情が毎日じわじわと大きくなっているような、変な感じです。

それは突然の発表だったので、ニュースを聞いたときは椅子から転げ落ちそうになるくらい驚きました。と同時に、それがあまりにも「彼ららしい」やり方だと思ったので、最後までR.E.M.らしいなーと妙に納得した気持ちでした。むしろ清々しささえ覚えていたのです。解散の寂しさよりも、30年間もひとつのバンドを続けた(しかも名曲の数々!)ということ、やり切ったという感覚を持って終われたということがなんと尊いことかと思ったのです。

私には彼らのような才能はないけれど、それでも下手なりに編み物を30年間続けたら、どんな表現ができるだろうと勇気を与えてもらったような気がして。

「ニットが似合うロック・スターは誰だ」というタイトルとはおよそ似つかわしくない内容になってしまいました(笑)が、マイケル・スタイプは絶対ニットのセーターが似合うはずだと個人的に思っていたので書いてしまいました。画像はあまりありませんが、若いころのマイケル・スタイプ↓


でも、やっぱり寂しいです。こういうビデオ観ると。


2011年11月28日月曜日

ゲージが合わない


久々にウェアを編もうと思います。
ずっと小物を、それも輪編みばかりで編んできたので、往復編みがきれいにできません。
裏編みが遅々として進まず、なんだか千本ノックを受けているような気分です。

スワッチを編んでいるのですが、ゲージが合いません(笑)。何度編みなおしたか。
横方向はなんとか合わせましたが、縦方向が微妙に違うのです。

ああでもない、こうでもない、と編んだりほどいたりしながら秋の夜長は更けていきます。

2011年11月26日土曜日

てぶくろ3号完成 - 小鳥さんミトン

耳当て帽を編んだあと、ほんとうは次に編むものをもう決めていたんです。
パターンも毛糸もちゃんと準備して、さてちょっとRavelryでも見てみるかな、なんてあれこれ眺めていたら、この手袋が目に飛び込んできました。

しかもフリーパターン。
パターンといっても作り方が書いてあるわけではなく、チャートだけがそっけなく置いてありました。が、気がついたらそれをダウンロードして、編み始めてしまっていました。ほとんど何も考えず。

自分の意思とは関係なく、行動を起こしてしまうことって、ありませんか?
私は多いです。というか、行動のほとんどが思いつき(笑)。


で、これ編みました。Bird Mitten chart というパターンです。

使った毛糸は、ドット模様セットで使った白の残りと、何に使ったかも覚えていない何かの余り糸(焦げ茶)。ラベルもなくなってしまっているので身元不明なのですが、とりあえずほぼ1玉分くらい残ってる。で、あとのことは考えず編み始めました。


小鳥さんがカワイイ。ですが、とても細かい編み込みで、しかも規則的な模様ではないので、片時もチャートから目を離せず、とっても苦労しました。編み始めてすぐ、はずみで編んだことを後悔しそうになりました。だけど、がんばって編むとカワイイ小鳥さんが次々現れて、なごむー。


編みあがってから気がつきましたが、やっぱりけっこう間違えてました(笑)。

これは親指の部分。
なんと、くちばしを編むのを忘れておりました!!!ヒィ。

こういうときは、どうすべきか。
後からメリヤスししゅうという手もありますが、あえてこのままにしておきます。

言い訳じみてますが、これも手編みの味ということで。このミトンを見るたびに編んだ日々を思い出すことでしょう。

初心者にしてはよくがんばったよ。ほんと。

何も考えずに編み始めたので、手元にあった1号の輪針で編んだのですが、おかげでみっちりと編み込んだ感じになりました。私の手は小さいのでサイズがピッタリ! そして焦げ茶の毛糸はギリギリで足りました。
結果オーライですが、あまりオススメできるやり方じゃないですね。。


小鳥さんといっしょに、紅葉を見に行きます!

2011年11月25日金曜日

帽子5号完成 - 北欧山ガール帽

帽子が大好きです。
外出するときはほぼ100%、帽子をかぶります。
さすがに通勤時には会社に着いてからぺたんこの髪で一日過ごすのがイヤだったのでかぶりませんでしたが、バッグのなかにニット帽を入れておいて帰りはかぶる。
それぐらい帽子がないと生きてゆけない(大げさ)。

そんな訳で、帽子を見ると欲しくなってしまいます。
帽子屋さんなんか行くとそれこそ「ワー!キャー!」状態で試着しまくってハイテンション。
一日中でもいられます、帽子屋さん。

そういえば先日、とてもおしゃれな靴ばかり売っているステキな靴屋さんに行ったのですが、あまりにどの靴もすばらしいので、感極まって、店員さんに「毎日こんなステキな靴に囲まれて過ごせて幸せですねっ!」といってしまったのですが、店員さんは「いやー、毎日見てるとさすがに飽きますよ(笑)」とアッサリ。ま、そういうものかもしれません。。。

話が逸れましたが、帽子を編みました。またまた『スウェーデンから届いたニット』に掲載されていたパターンです。


耳当てつきの帽子って大好き。ちょっとオトボケな雰囲気でかぶりたいです。
ですが、デザインと色合いがどことなく北欧風(な気がする)なので、幼くは見えない……ハズ…。
写真では黄色に見えますが、実際にはもっと黄緑なんです。編み物を始めてから気づきましたが、私、グリーンが好きみたいです。特に黄緑。

では、ひとり反省会を始めます;
  1. こういうシンプルな帽子はそれほど苦労なく編めるようになった。
  2. 今回の挑戦は耳当て。端をすべり目して編んでいくんですね。勉強になりました。何に使うかわからないけど、なんとなく使えそうなテクニックに思えました。…マフラーとか?
  3. このパターン、次回はもっと激しい色合い(!)で編んでみたい。

2011年11月22日火曜日

けいと物語

今月のはじめ、イギリスのオンラインショップで毛糸と編み針を注文しました。
ところが、10日経っても届きません。12日経っても届きません。音沙汰なし。
海外通販ならそれくらい普通じゃない?と思いますが、
実はそのお店から毛糸を買うのは2回目でして、初回は「え?もう来ちゃったの!?」と驚くくらい
あっという間に届いたのです。たしか5日くらいで届いた。

そういうこともあって信頼できるお店だなと好印象を持っていたので、
明日で2週間というタイミングでメールで問い合わせてみることにしました。もちろん英語でね。

カスタマーサービス担当者さま
11月5日に毛糸と針を注文したのですが、まだ届きません。発送状況はどうなっているか、教えていただけますか。

その返信が翌日も翌々日も来ないのです。さすがに「むむむ」となっているところへ、3日後の夜、ついにメールが来ました。

調べてみたら荷物は11月7日に発送していました。配達がなんかちょっと遅いみたいだけど、大丈夫、きっともうすぐ届くと思うわ♪

当然英語で書かれたメールなので「♪」は書いてありませんでしたが、そんな雰囲気のメール。「♪」は書いてないけど、:) って顔文字が書いてあった(笑)。

返事が来てまずはひと安心。だけど11月7日に発送してまだ届かないって、船便じゃあるまいし、けっこう困った状況じゃないかと思うんだけど、「大丈夫(I'm sure)、もうすぐ届くわ」ってその自信はどこから来るんだろう???あ、ははぁーん、わかったぞ。それは「そば屋の出前」状態だね。あ、やばい、送ってなかったってなって慌てて発送したので、メールの返信も遅かったんだね!

と判断しました。ふふふ、かわいいやつめ、お見通しよ♪ とちょっと心に余裕ができました。これがアジアの屋台とかだったら、やるかやられるか、食うか食われるか、みたいな一発触発な雰囲気にもなりかねないのですが(笑)、
了解です。荷物はちょうどいまこちらに向かっている最中ということですね。我が家のドアをノックする日を楽しみに待ってます。
みたいなことをちょっとユーモアを交えて(いるつもりで)返信して、ほんとに慌てて発送してたらあと4、5日で届くんじゃないかなと思ってました。

ところが! 荷物はその翌朝届いたのです。
本当に11月7日に発送していていままで時間がかかったのか、私の問い合わせメールを見て発送して速攻で届いたのか、それは明らかではありませんが、「もうすぐ届くわ」のメールが来た12時間後にほんとに届いたので、なんだかものすごくびっくりしてしまいました。

あのお店には魔法使いの店員さんがいるのかもしれません。「そば屋の出前」呼ばわりしましたが、ほんとにいいお店なので次もまた、あそこでお買い物します。


長い旅の末に私の元へやってきた毛糸たち。それはそれは美しい色で、思わず頬ずりしてしまいました。
Happy knitting : )

2011年11月9日水曜日

くつした6号完成 - waterfall

ブログに記録するのがすっかり滞っておりました。
くつした6号、完成しました!



初めてのハイソックスです。
使用したパターンは前回の記事どおりウェンディさんの「Waterfall Socks」です。
使用糸はSchoppel-WolleのAdmiral Tweed Buntという糸。上の写真だとよくわかりませんが、赤、青、黄色などカラフルな色のツブツブが入っていてお気に入り。ツイードってあたたかいし、ほんとに大好きです。

靴下を編むのがちょっと久しぶりだったので、最初の作り目のときにいつものようにTurkish Cast-Onで始めようと思ったのですが、……やり方すっかり忘れていました(笑)。なんとなくグルグル糸を巻きつけたのは覚えているんだけど、なんかアヤシイ。仕方がないので忘れたついでに、別の方法を試してみることにしました。

忘れたり、失敗したときが新しい方法を試すチャンス!(超ポジティブシンキング)

で、今回使ったのは有名なJudy's Magic Cast Onという方法です。
備忘録として動画貼っておきます。

Judy's Magic Cast On (Starting Toe Up Socks)


糸を針に巻いていく方向とか、最初は少し複雑で、何度も何度も動画を見たりしましたが、これいいです! Turkish Cast-Onより気に入りました。作り目のあと編みやすいし、見た目にもキレイな気がします。あーこれは忘れないようにしたいなー。

で、当初はパターンのように足首くらいまでの長さにしようと思っていたのですが、足首まで編んだところで試着してみたら、ちょっと緩いのです。もう少し小さめに編めばよかったのですが、Sサイズをチョイスすれば問題ないだろうという安易な考えで編み始めたし、目数を減らして編み直すなんていう芸当はとても私にはできないし……。

このままだとズルズル落ちる靴下になっちゃう。

ということでひらめいたのがハイソックス(笑)。足首部分が緩いのはしょうがないとして、そのままふくらはぎまで突き進んだらイケるんじゃない?と思ってしまったのです。幸いこの毛糸は1玉が100g=420mとたっぷりあるのですよ。

結果、オーライでした(笑)。普通ハイソックスってふくらはぎの部分で増し目をして編むものだと思うんですが、これは足首からひざ下までぜーんぶ同じ太さという荒技(笑)。だけど、意外と履けちゃいます。とはいえ、決して私の脚が細いというわけではありませんので、ふくらはぎの部分はピタピタになっているんです。滝に見立てた美しい模様もビロ~ンと横に広がっちゃってるし。

だけど履き心地バツグン。しかも、ズリ落ちてこない。 そして温かい!
この冬ヘビロテ決定です(というかすでに1回履いて外出しちゃいました)。


いつか正しい方法でハイソックスを編んでみたいと思いますが、少し編み物に慣れてきて、自分でいろいろアレンジを加えていくのって楽しいなと思うようになりました。